●設立の歴史

十大学合同セミナー(以下「十大」)は、1973年に池井優氏(現・慶應義塾大学名誉教授)、故・宇野重昭氏(成蹊大学名誉教授、島根県立大学名誉学長)らが中心となって設立されました。 当初は緒方貞子氏も指導メンバーの一人として携わっていた、伝統ある学術団体です。

その目的は、大学の垣根を越えて、学生が互いに議論し、学術のレベルを高めることでした。

今でも「合同セミナー」との名が残るように、当初は一橋大学、上智大学、慶應大学、成蹊大学など6大学を中心とした教授陣主導のもとでの合同ゼミから出発しました。しかし、設立されて間も無く、学生が積極的に運営を担う形へと徐々に変化し、参加大学数も増加していきました。

現在では学生が中心となって運営し、【10以上の大学から100名以上の多様な学生が参加する】までに発展いたしました。

学生中心の運営になった現在でも、協力教授陣との繋がりは強く、〈運営委員協力教授参加者-OBOG〉の四者の強い繋がりのなかで、より公共の団体として活動しています。

そして、国際関係の大きな変動期を迎えているなか、十大は今期で50年目を迎えます。

●運営理念――「本当の勉強、価値ある交流」

十大は設立当初から「学習」と「交流」の二大理念を軸に運営されています。

「学習」:国際関係論,国際政治学などをもとに、学生同士の議論や共同論文の執筆を通した主体的な学習を目指します。

「交流」:大学の垣根を越えて国際問題に関心のある学生が交流し、生涯の学友を得ることができる場を提供します。

私たちの生きる国際社会について「大学の垣根を越えた熱い議論の場」を提供し、学問的発展やより良い社会の構築に向けて十大は歩み続けます。

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●活動内容

活動期間:4~7月上旬 2回のセクション会および不定期の教授講演会・相談会
主要活動:学生同士の議論と共同論文の執筆、学生間の交流イベントの開催

十大では、活動の成果として最終的に共同論文を執筆して提出してもらいます。執筆した論文は協力教授の方々に評価・講評していただき、毎年報告書にまとめております。
また、十大では毎年全体の議論の視点となるグランドテーマおよび、参加者が所属するセクションに関するセクションテーマが設定されます。
活動初期は、初学者までを対象にした基礎勉強から始まり、その後は参加者が主体となって論文執筆に向けたセクション運営や議論を行なってもらいます。
これら全体の活動期間を通して、学問的知見からの活発な議論や大学の垣根を越えた価値ある交流が行われるのが特徴です。

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