Photo by Yuko TAKAHASHI
––さあ、始まりました「十大学合同セミナー座談会・個人参加者編」です。
こちらの座談会は、十大に個人参加をした経験のあるメンバーにお集まり頂き、その体験談を聞いていくことで個人参加を考えている方々の不安を取り除こう、どんどん個人参加してもらおう!という企画です。
ここでいう個人参加とは、ゼミ単位で参加するのではなく、自らこの十大学合同セミナーを発見し、活動に参加した勇者たちを指します。今日はそんな勇者たちにお集まりいただきました!
説明しよう!
【ゼミ参加】例年十大への参加が定められているセミが、所属ゼミ全員で参加すること。
例)44期にゼミ生15名が全員参加した明治大学川嶋ゼミナール。
【個人参加】自分の所属ゼミとしてではなく、個人として参加すること。
例)授業宣伝やtwitterなどのSNS、口コミ等で興味を持ち、参加した人。
※ゼミ参加と個人参加の比率はおおよそ1:1なので、この両方で十大は成り立っているのだ!
−−早速今日のゲストから紹介していきましょう。
瀬賀 健斗
成蹊大学・法学部政治学科2年/ 44期・開発セクション
「十大中はせがけんって呼ばれていました。
神奈川県横浜市在住です。
趣味は野球観戦とラーメンの食べ歩きです。」
山木 茉里奈
早稲田大学・社会科学部3年/44期・開発セクション
「広島県出身、多賀ゼミ所属の山木です。
十大を始めて、なんだかんだ運営委員にまでなってしまいました。
よろしくお願いします!」
堀内 美里
東京女子大学・現代教養学部3年/44期安全保障セクション
「東京女子大学の堀内美里です。
今年で十大に関わって今年で3年目です!」
吉野 有美佳
津田塾大学・学芸学部国際関係学科3年/44期難民セクション
「津田塾大学の吉野有美佳です。
専攻は国際法なので国際政治系ではないんですが、
国際関係学科で政治や法を勉強しています。」
末吉 加奈
東洋英和女学院大学・国際社会学部3年/44期ナショナリズムセクション
末吉「東洋英和女学院の末吉です。
意外って言われるけど、一応私も3年目なんです。
2年の時は、美里と同じ国家安全保障セクションで。」
一同「そうなの!?」
−−古参もいますし、十大にどっぷり浸かっているメンバーがたっぷりいるということで、
今日は十大に対する愛をぶつけてもらいましょう。
進行は広報局、北澤智弥が行なっていきます。
改めて、よろしくお願いします!
−−いきなりですがお題の方に入っていきましょう。
今日のお題は3つ出してあります。
それでは早速ひとつめのお題からいきましょう。
1つ目のお題は、
①「なぜ個人参加しようと思った?そのきっかけを教えて欲しい!」
十大に参加しようと思った経緯、つまり入口の部分をじっくり聞きたいと思います。
まずお聞きしたいのは、「どこから知ったのか?」ということですね。
ではまず全員、そのきっかけを一言ずつお願いします。
「私は滝澤先生(東洋英和女学院大学教授・国連UNHCR協会理事長)の授業を取っていて、その授業宣伝で知ったんだよね。」
「私も大島先生の国際政治論っていう授業での宣伝で知った。」
「私は黒川ゼミのブログで知った。そこから授業宣伝を聞いて、あ、これは参加しよう。と。」
「毎年多賀ゼミからは数人参加していて、先輩から「十大はいいぞ」と推されて、参加したよ。」
「自分はちょっと運命的で。」
––ほうほう。というと?
「結論からいうと授業宣伝だったんだけど、普段僕はその授業を取ってなくて。友達と昼ごはんを食べるために授業中の友人を教室まで迎えに行ったら、そこでたまたま宣伝をしてたんだ。その時は何も思わなかったんだけど、家に帰ってから気になってそのあと友達からビラをもらって参加、って感じかな。」
−−本当に運命的。それにしても授業宣伝、強いなぁ。
「そもそも女子大で「若い男」が宣伝してるって時点で「おっ?」ってなった。」
一同「笑」
−−やはり入り口としては授業宣伝で、
そこからビラに書いてあるSNSであったりホームページにアクセスしていく感じなんだね。
−−では次に、その「十大に入る決め手になったこと」を聞いていきたいと思います。
実際のところ授業宣伝を聞いてから、参加しようと思うまでに時間があると思うんですよ。そこで、なぜ十大に参加しようと思ったのか?その経緯とか、決め手になったことってありますか?
「自分は十大に出会う1年生の末まで本当にクズみたいな生活をしてて。」
一同「クズ?笑」
「運動部とかサークルには入ってたんだけどどっちもやめて、このままだとやばいな、って時に十大に出会ったからかな。国際関係も興味あったし、単純に友達ほしかったから、とかいろいろな理由があるんだけど、学生のうちに少しでも「本気で勉強する期間」があってもいいんじゃないかなと思って参加しました。」
−−クズからの脱却、と。
「とにかくなんでもいいからやってみよう!っていう気持ちから始まった!」
「私もちょっとせがけんと似てるかもしれない。自分の大学生活にあんまり満足してなかったっていうのと、単純に新しいことを始めたかったっていう2点かな。実のところあまり自分の大学に納得がいってないまま通ってて、とりあえず勉強を頑張ろうって思ってたんだけど、結構周りが「大学生活楽しんでる系女子」が多いっていうか、そんな感じだった。」
−−「勉強!」って感じじゃなかったんだね。
「そうそう、むしろ勉強してると「浮いちゃう」っていうか、「ガチ勢」みたいに見られることもあって。それが嫌だったけど、せっかく大学に来たんだから勉強頑張りたいって思ってたんだ。けど学校では自分の思いとの間にギャップがあって。じゃあ大学の外に出て勉強してみようっていう気持ちになったかな。」
「あとは中高と部活をやってて、「何かに打ち込んでる」っていうのが好きだったんだ。だから大学でも何か打ち込みたいと思って、ぱっとしない4年間を過ごすのが嫌だな〜って思ってた時に見つけて、直感で「これだ!」って勢いで参加した感じかな。」
−−自分の身を寄せるような環境が欲しかったっていうのが大きいのかもね。
同じく3年目の美里は、どう?
「仲の良かった東女生がやるって言ってたのがあったかな。1年生の時、友達と同じダンスサークルに入ってたんだけど、そのとき何か行き詰まりを感じてて。その子が十大やるって言ってて、じゃあ私もダンスサークルやめてこっち入ろう、と。」
−−切り替え早いな!笑
「仲のいい友達と一緒に、やろうってなるとやっぱりきっかけとして強いよね。」
−−みんな決め手はそれぞれだけど、「変わりたい!」って気持ちは一緒みたいだね。
これから参加を考えているみなさんも、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
−−ということで、続いてのお題にまいりましょう。続いてのお題はこちら!
②「実際やってみて、つらかったこと楽しかったこと」
十大は3ヶ月という短い期間ながらも、様々なドラマがあるわけです。そんな厳しいながらも楽しい、いわゆる「きびたの」エピソードをぜひお聞かせください。では、十大の理念である「学習」と「交流」の両面から聞いていきたいと思います。
「辛かったのは、分からないことが多すぎて、目の前のことをこなすだけに終わっちゃったことだね。帰りの電車とかで、「あ〜、あそこで発言しておけば良かったな」とか後悔することも結構あったりして。結構自分の力不足っていうのを実感したことかな。」
「楽しかったのは、自分がサークルに入ってなかったっていうのもあるんだけど、みんなと交流できていたことかな。運動会とかもちろん楽しかったし、総括合宿なんて修学旅行の夜みたいな気分でわくわくしてたよ。」
「辛かったことは、論文執筆の直前とかに夜中に作業することが多くて一人でパソコンかたかたしながら虚無に陥ったこと。笑
それでも夜中にみんなで連絡を取り合って作業を進めていくと、「みんなも頑張ってるし」って思えてそれが支えになったかなと思う。」
「楽しかったことは、十大終わった後も旅行に行ったり遊びに行ったり、十大が終わった後も仲がいいのが嬉しいし楽しいなって思います。」
「2年生のときに辛かったのは、単純に夜寝れない、みたいな。」
−−みんな抱える悩みだよね。常に睡眠不足。笑
「でもみんなでやってるって感覚があったし。楽しかったこととしては、交流の面かな。
単純に東女の中でも顔が広がったっていうのは大きかったかも。」
−−なんか、辛すぎると楽しくなってくるよね。有美佳はどう?
「私の辛かったことは、個人参加だったから友達もいないし、けっこう人見知りもするしで言いたいことが言えなかったこととか指摘できなかったこと。それが自分の中でもやもやしてて。だけど、頑張っていれば見てくれる人はいるし、最終的には意見も言えるようになって、論文執筆とかも任せてもらえるようになった。今となっては、「引け目を感じて何も言わない」って、もったいないなって思ってる。なんかこれは辛かったけど、学んだことかな。個人参加だったけど、引かなくて良かったなって。」
「楽しかったのは他大の人と交流できたこと。やっぱり女子大だと同世代の男の人に会わないからね。」
「そうそうそう!単純に「珍しい生き物」扱いになる。」
−−生き物て。笑
「あとうちは学校が田舎だから、週に2回、23区内に入れるのが嬉しくて!」
「わかるわかる!めっちゃわかる!ビルたけえ!みたいな!(興奮)」
−−そんなに?笑
「なんか遠いけど、「遠いから楽しい」っていうか。来る途中にスイッチ入るし、環境も変わるし。移動時間に十大モードに切り替わる感じがする。」
「なんか言ってることが田舎者みたいになっちゃったけど、遠いはメリットにもなる!」
−−末吉は、どう?
「勉強したいって思ってたけど、学術面は基本的に辛くて。もともと知識もそんなになかったから、不安とか焦りに押しつぶされそうになってた。でも最終的になんで成し遂げられたのかって考えると、セク員と仲良くなれるから仲間意識もできるし、お互い辛いから支えあってる部分もあるしで、みんなで論文を書く十大の良さかなって思う。」
「楽しかったことは、優勝できたってものもあるけどナショナリズムセクションは運動会がすっごく楽しくて。あの時はセクの中で一致団結していたし、セクで固まっているっていう意識が高まったから交流面って大事だなって改めて思った。」
−−今聞いてた感じだと、学習面は基本的に辛いんだけど、その中にも報われる部分があるんだよね。
みんな辛いことを話してるんだけど、顔がいきいきしてる。笑
まさに「きびたの」ですね。
−−そしてもう、お時間も残りわずかになってまいりました。
最後のお題はもちろんこちら!
③「個人参加を考えている人へ伝えたいこと」
ぜひ、これから同じく個人参加を考えている方々に熱いメッセージをお願いします!
「勉強面ではないんだけど、個人参加で一番心配すると思うのが「仲良くなれるかな」ってことだと思う。」
一同「わかる。」
「私も始まった当初セクションではひとりも友達がいなくて、最初ははじめましてが多いから気疲れもしたんだけど、週2回セク会があって会う頻度がめちゃくちゃ高いから、そういうのは時間が解決してくれるよ!」
−−仲良くならざるを得ないよね。
「同じ目標を持った人たちがあれだけの時間顔を合わせて、仲良くならないわけがない!」
「時間も「濃い」しね。」
「自分は十大に参加する人って2パターンあると思ってて、1つ目は「勉強を頑張りたい」っていう人。もう1つは、「今までちゃんとやってこなかったから自分を変えたい」って人。自分は後者だったんだけど、十大に個人で参加した人ってそれが終わった後も色々な環境に飛び込んでいけると思ってるな。自分は夏休みに海外インターンに参加したんだけど、それも十大に参加していなければ考えられない話だなと後から思った。不安を抱えている人は多いと思うんだけど、個人で参加した分その後の活動の幅も広がっていくと思うよ。」
「これは他の大学に対して一概には言えないんだけど、東女のゼミって発表はするけどディスカッションはあまりしないのね。だから十大に入ってみて、「やばい、議論できない。悔しい!」って感じてほしいなと思ってる。そういう悔しさってやっぱりバネになると思うし、あえて自分を厳しい状況に置くことで成長するきっかけにしてくれればなと思います。」
「不安なことはたくさんあると思うけど、やっていくと自分のだめなところもたくさん出て来る一方で、普段のコミュニティとは違うところに行くからこそわかる自分の「強み」とか「良さ」っていうものが見えて来るから、頑張って頑張って自分を見つめ直す機会になると思うよ。ここには本気でやりたいって人がたくさん集まって来るからさ、本気で頑張っていることがかっこいい世界って大学生になるとなかなかないんじゃないかな。違うコミニュティっていうことと、本気で頑張るっていうことで是非飛び込んできてほしいね。」
「十大に限らず、大学生っていろいろな人がいると思うんだ。私の場合は勢いで入ってからそれにはまって十大が中心、みたいな大学生活を送っているけど、自分を変えられる場所だと思うし、生活に慣れてきた時に感じる飽きっていうのも出て来ると思う。そういう気持ちになった時に、とりあえず行動してみるってことが大事なんじゃないかな。」
−−熱いメッセージ、ありがとうございました!
さて、時間はあっという間に過ぎてしまいまして、座談会も終了のお時間となってしまいました。
個人参加ならではのお話がたくさん聞けて、非常に有意義になりましたね!
ゲストのみなさん、本日は本当にありがとうございました!
座談会企画は、来週も続きます!
次回は第2弾、「2年生参加」編 です。お楽しみに!
☆十大学合同セミナーでは、45期の参加者を募集中です!☆
計4回実施する説明会にて、より詳しい説明をさせていただきます。
十大学合同セミナーへの参加には、この説明会への参加が必須となります。ぜひお越しください!
説明会の応募フォームはこちら
☆各種SNSで随時情報配信中!
・LINEにて個別相談も受け付けております!
・twitterはこちら
・Facebookはこちら
・LINE友達追加はこちら
Edited by Tomoya KITAZAWA