みなさんこんにちは!
運営委員長の小林 克です。
2月も半分を過ぎ、46期十大学合同セミナーの活動開始が迫ってきました!
約半年に渡り、十大に関する情報と魅力をお届けしてきたブログ投稿も、今回が最終回となります。最終回となる今回は、十大の魅力が何であるか、我々運営委員はどのような3ヶ月間を目指しているのかについて、改めてお伝えしたいともいます!
十大とは何か?
活動内容を一言でまとめてしまいましょう。
「3ヶ月間、週に2回開催されるセクション会議を中心とする議論を通して、約20人のセクションで1つの共同論文を書き上げる」
ただこの一言では伝えきれない魅力が沢山ある。
我々はそのような考えのもと、本ブログを中心に情報発信を行ってきました。
ポイントは「共同学習(執筆)」です。
「46期運営ビジョン」と重複してしまいますが、十大の活動の場はこの「共同学習」を通して、大きく2つの意味を持つ場になります。
第1:学術的な刺激を生む場となること。様々な大学に所属し、様々な専攻の学生が、大学と学年の垣根を越えて時間をかけて議論し合うことで、今まで気づかなかった観点に出会うことができます。各種イベントでご協力いただく協力教授の方々との意見交換の機会も、そうした場作りに大きく貢献していただいています。
第2:厳しい条件の中で組織経験を積むことができること。限られた時間の中で、20人というセクションメンバー全員で論文を書き上げることが求められます。論文を執筆する目標のもとで「何を・どのように・誰が」やっていかなければならないのか、セクション全員で意思決定していく必要があります。
私はこの団体に44期から3年連続で関わらせていただいています。運営委員として、3年目も関わりたいと思ったのは、この十大にしかない「共同学習」の場を残していきたいと考えたためです。
はじめは「学術的刺激」を求めて、十大に参加しました。熱意も態度もバラバラな大学での学問とは異なり、十大の議論を通した主体的な学習は私の求めていた「学問」そのものでした。
しかし、そこで終わりませんでした。
十大には代々語り継がれていることがあります。「セクション全員で書いた論文は自然といい論文になる。誰か一部だけが書いてしまった論文は評価されない。」その観点に立って44期の4位という成績を振り返った時、まだまだ自分として力が尽くせる部分があったのではないのかという悔しさが残りました。そしてその悔しさは私の足を45期へと向かわせました。
▲44期。一人だけ結果を冷静に受け止めてしまった自分がいました
良い論文を書くことに必要なことは、決して学術的な知識だけではありません。
セクション会議をリードする役割も、決まった方針をみんなに浸透させる役割も必要とされるでしょう。時にはその方針が正しいのかどうか、考え直す役割も大切になる。「20人で1つの論文を書く」ためにはどれも欠かすことのできない存在です。
セクションの中でどの役割が必要で、自分は何ができるのか。それを一生懸命考えて、相談して、動いてみる。この正解のない挑戦は、他では経験できないものです。挑戦の先に「今まで知らなかった自分」との出会いがきっとあります。
▲45期メッセージ。今まで意識してこなかった自分の一面を知ることができました
そして何より、この経験はたくさんの「学友」をもたらしてくれます。
「論文案で対立して、嫌いになりそうなぐらい激論を交わしたけど、今思えばいい思い出だよね。」
「あの時、お前2年生なのに遠慮なくズバズバ意見して、正直少し腹たったけど、でもその意見はものすごく論文に貢献したよね。」
3ヶ月を共に戦った「学友」とのつながりは、今後の人生の貴重な財産になるはずです。
このような一言では表せない3ヶ月間を後輩のみなさんにも提供したい。
我々運営委員は、この想いのもと準備を重ねています。
参加を悩んでいる方、ぜひ飛び込んでみてください。
中身がいっぱい詰まりすぎた、3ヶ月間があなたを待っています。
▲毎年恒例の集合写真
最後に
参加にあたって疑問点や不安点がありましたら、各種SNSで我々までご連絡ください。小さな疑問でも結構です。
みなさんのご参加をこころより、お待ち申しております。
46期十大学合同セミナー運営委員長
小林 克