「君たちはどう変化するか ~変化した参加者たち~」 Episode2

前回の座談会に引き続き今回は45期貧困格差セクションの参加者2人と、彼らを3か月見守ってきたチューターとで対談形式でお送りいたします。
1年生から友達の二人…十大を通してお互いの変化を熱く語ってくださいました!

小さくしたもの

■ゲスト<45期貧困格差セクション>
池本慎太郎さん(参加者)
松川拓哉さん(参加者)
日下治さん(45期チューター)

■司会進行
・酒井駿太朗(46期運営委員/45期同セクション・セク代)


 

 

Q1まずは簡単に自己紹介をお願いします。

松川くん

(松川)
明治大学、伊藤剛ゼミ所属の松川と申します。最近は、ゼミの後輩や同期と箱根駅伝をみんなで見に行きました。

池本君

(池本)
明治大学、川嶋ゼミ所属の池本です。45期では貧困格差セクションで実務として働いていました。最近はLPレコードを集めることにはまってて特に洋楽やクラシックが好きです。

オサムさん

(日下)
45期貧困格差セクションチューターの早稲田大学4年の日下です。最近は筋トレにはまってます。

(司会)
ありがとうございます。

Q2.2人はお互いをみて、十大の3か月でどのような変化がありましたか?

■池本くん→松川くん

(池本)
2人とも同じ大学でクラスも一緒で、授業もかぶってていつもそのあと一緒にレジュメをきったりしていた。お互いゼミ参加だから、最初はゼミに迷惑かけたくないというくらい気持ちでちゃんとやらなくてはいけないという義務感でやってた。

だけど、松川は6月に執筆合宿前の論文案が固まりだしたところから変わったなと思う。たとえば班の中で担当を任されるなかで責任感がめばえていって貧困格差セクションは後輩が多かったけど面倒をみながらも、本人は夜遅くまで作業していました。執筆合宿当日も寝ずに文章チェックや論文の見直しをしてました。

(司会)
松川くんは、セクの中で役職ではなかったけど周りをみないといけないくらいのポストにあがっていきましたね。ではなんでやることになったのでしょうか?

(池本)
セク会中に発言するようになっていって、セクのみんなが仲良しだったという環境もあるけど認められるようになったのかな(笑)役職者たちと同じように動いていたね。

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司会:では反対に、松川くんから見て池本くんはどのような変化がありましたか?
■松川くん→池本くん

(松川)
十大に入る前の池本くんのイメージは、人を引っ張っていくイメージではなかったです。
でも始まってから、班の代表になるにつれてこんなに人の上に立っていく感じなんだ!と驚きました。もう一つは、十大が始まった最初の頃は川嶋ゼミの雰囲気がすごく仲良くてゼミで固まっていたようにみえたのですが、実務になってから全体に対する関与が大きくなってみんなを見るようになったなって思いました。

(司会)
2人とも班活動を中心にいろんなことを十大期間でやってきたと思いますがその中で学習面での自分の変化はどうですか?

(池本)
(形では)ゼミ参加だけど十大開始時にはゼミはまだ始まってなくて、国際関係も国際政治もやったことがなかったです。でも、勉強していけばあとあとついてくるので知識なくてもやっていけます。知識がないからやらない、やれないはないと思います!!

(松川)
貧困格差セクションは自分で希望して入ったけれど実際に論文のテーマとなったのは自分がやりたかったものではありませんでした。それでも勉強を頑張ろうと思ったのは、ある程度の責任ある部分を任されてからということと、池本くんが参考文献をたくさん出すなどすごく勉強をしていたため一緒にいる人の頑張りを見てやらなきゃと思いました。

(司会)
確かに池本くんの参考文献や参考URLはいつも3,4ページにわたっていましたね。
お互い役職の有無に関わらず責任感を持って動きながら、高められる存在だったんですね!


Q3次にチューター目線で、松川くんが三か月間のあいだにどのような変化があったか教えていただけますか?

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■日下さん→松川くん

(日下)
松川は最初の頃は根拠がないまま提示し、なんとなく推論の段階で行動していたことが多かった。でも、ある時から参考文献をたくさん調べて、発言するようになって能動的に自分で仮説を立てたうえで行動するようになった。自分で調べて確固たる根拠を集めることによってセク会でも積極的になって説得力もありましたね。

(司会)

では、池本くんが三か月間でどのような変化があったか教えていただけますか?

■日下さん→池本くん

(日下)
池本は自分の興味ある勉強はやるけど他のチームと意見を交わすことや調整することは最初のころ少なかったように見えた。でも後半からは、たとえばセクの雰囲気や方向性がこじれたときにみんなが池本くんを通じて論理の整合性などの確認をしてて、情報のパイプ役になっていた。そこらへんが変わったなあと思う。


Q4.十大とはどんな場であると思いますか?

(池本)
十大に入った以上は責任をもって取り組んでほしい。特に個人参加は飛び込んだからこそ普通の大学生活では見えない景色や経験が十大でできるはず。それを得たことで、将来ピンチがあってもその先が見えてくるので参加する前に飛び込むことのリスクは考えないでいいと思う。

(司会)
池本くん自身はそのあとで”変わったな”と思うことはありましたか?

(池本)
今まで人見知りする部分もあったけど、今は就活で初対面のひとでも自分から声をかけることやグループディスカッションでも意見を言えるようになったことが成長かな。

(司会)

確かに十大参加者は意見を発信していくのには強くなるかもしれないですね。

松川くんはどんな場だと思いますか?

(松川)

参加するだけだと得るものはない。参加者の中でも変化やコミットの差はあると思うのね。十大に参加するきっかけはそれぞれあるけど、入ってしまえばみんな同じ立場や同じ気持ちでやっていかないと結局ただ忙しいだけの三か月になる。

それはこれからの活動のなかでも響く場でもあるからコミットは求められると思う。

(司会)

十大が終わった後、ゼミをやっていくなかでの変化はありましたか?

(松川)

ゼミでは知識面と同時に圧倒的に発言量が増えた。ゼミに関しては後期、ゼミをどれだけいいレベルでやれるかということは十大でどれだけ知識を得ることができるかにも関係していたと思う。

(司会)

それは十大に参加して得たものの一つにもなりますね。

(松川)

今までの自分の考え方で大学生活を送っていたら触れ合わない人もいたと思う。でも関わりを広げることで価値観や交友関係も変わっていった。
(司会)

では、そんな変化の経験から後輩たちに伝えたいことはありますか?

(松川)

参加で迷う理由は勉強面と交流面での不安だと思う。
ゼミ参加も4月をスタートにみんな勉強を始めるから知識面の不安は必要ないし、交流面でも絶対大丈夫。むしろ友達をたくさん増やすチャンスくらいに思って、なかなか他の大学と接触する機会はないけど十大の学習×交流は充実しているからぜひ参加してほしい!

(司会)

そういった交流面での不安はチューターさんが運動会とかの場を作ってくれて仲良くなれるし学習面でもフォローしてくれてたいましたよね。

(日下)

3か月間で教授もチューターも自分たちが出した結果(論文)に対して真摯にみてくれるし、周りも一緒に勉強を頑張るからそれぞれが主体的に頑張らなくてはいけないと思う。だからこそ自分で少しでも変えたい、踏み出したいと思う人には最高の環境だと思ってる。

(司会)

日下さんは43・44期の参加者かつ45期チューターと、十大との関わりは大きかったと思いますが自分の変化を感じた部分はありますか?

(日下)

人に伝える工夫をするようになった。自分が頭の中でわかってるだけでは論文は書けないので言語化してどうやったらうまく伝えられるのか整理するようになった。
十大は“自分には何ができて何ができないのか”を何度も実践できる場であるから自分を変えるチャンスになるよね。

(司会)

学生は失敗が許されるから3か月の間に失敗することも自分を変えるいい機会ですよね。

(日下)

あとは、十大がない限りこのように10以上の大学で集まって議論する活動なんて学生生活でもめずらしいよね。

(司会)

だからこそ大学の多様性を担ってくれている個人参加のひとに来てほしいです。

最後に池本くん、参加を悩む人へのメッセージをお願いします!

(池本)

自分で、できないと限界を決めるのは良くないと思う。可能性は無限大だから伸ばそうと思えば伸びるし思わなければ伸びない。超えられない壁はないです。

ぜひ来てください!!


以上、「君はどう変化するか 〜変化した参加者たち〜」企画をお送りしました。

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