みなさんこんにちは!
早稲田大学社会科学部の藤本凌です。
今回から連載企画「セクション紹介編」がスタートします!
セクションをどれにしようか悩んでいる人は是非参考にしてください!
記念すべき第1回目は私が担当する
「平和構築」セクション
についてみなさんに紹介します!
さて「平和構築」と聞くとみなさんは何を想像しますか?
平和と聞くとそこで想定される問題は「紛争」に関わるものかなと思う人がいるかもしれません。
平和構築とは一言で言えば…
「いかにして紛争を止めてその後の平和と安定を築くのか」ということです。
「平和」という言葉は国際政治学ないし国際関係論では常に議論されてきた中心的なテーマであると言えます。そして国際社会は平和の実現のために様々なアプローチを行ってきました。
しかしながら現在世界を見たときには果たして「平和」は実現されているでしょうか?
イギリスの国際戦略研究所(IISS)によれば2016年に紛争によって犠牲になった人の数はなんと15万人を超えると言われています。
最近では「南スーダンの内戦」や
「ミャンマーのロヒンギャの人道危機」が記憶に新しいかもしれません。
ここで1つ大きな疑問が出てきます。
いかなる状態が「平和」と言えるのか?
ということです。もしかしたら「戦争のない状態」が平和だと思う人がいるのかもしれません。
しかしながらここで皆さんに考えてもらいたいのは
「紛争を止めることで果たして平和は実現したと言えるのか?」ということです。
平和構築は紛争を止めることが決してゴールではないのです。「いかにして平和を実現するのか」ということは貧困や飢餓など様々な問題を踏まえると短期的ではなく、紛争が終わった後も見据えて長期的な視野で考えなければならないとても複雑な問題であると言えます。
平和構築セクションでは「紛争」「平和」「安全」といったキーワードをもとに、世界で起きている問題を取り上げて参加者の皆さんに議論してもらいます!!
さてさて、その平和構築セクションをサポートするチューターメンバーですが・・・
☆45期安全保障セクション所属
頼りになる我らがリーダー! 明治大学 長江勇弥
☆初学者のサポートはお任せください!
セクションを後ろからしっかり支える 東洋英和女学院大学 鷲尾玲佳
☆ゼミでは平和学を専攻
平和構築セクションのお父さん的存在 早稲田大学 村社洋樹
☆そして、皆さんの学術面をサポートする
私 早稲田大学 藤本凌
の4名が皆さんの3カ月を熱くサポートさせていただきます!!!
この4名のチューターそれぞれが持っている力を活かしながら、積極的に論文に関わっていきたい人からこれから知識を身につけていきたい人まで様々な人の希望に応えられるように準備をしています!!!
改めて、この「平和構築セクション」はこんな人におすすめです!
・「平和」に関わる問題に興味がある
・「紛争」や紛争によって生じる様々な問題を考えたい
・国際社会の平和と安全について考えたい
「平和構築セクション」は、46期のグランドテーマを踏まえ、
《多国間主義の中で生きる世界を「紛争」「平和」「安全」というキーワードをもとに考えていこう!!》というセクションです。
既存の多国間協力による紛争解決への取組みの再考、国連レベルかそれとも地域レベルで行うのかといったレベル間の問題、またトランプ大統領が国連PKO予算を削減すると発表したように多国間での協力自体に反する動きなど主に3つの点から「試練の多国間主義」だと考えています。
紛争や平和という問題は非常に複雑で難しい問題ですが、世界を見る上でこれらの問題を抜きに考えることはできません。そしてこの問題は私たち日本人にとって対岸の火事ではなく、一人一人が国際社会の平和に向けて何ができるのかを考えていかなければならないのです。
「平和構築セクション」での3カ月を、その後の大学生活においても活かせるような日々にしていきませんか?
皆さんの沢山のご応募を平和構築セクションチューター一同心よりお待ちしています!!!
いかがだったでしょうか?
今回は藤本凌がお届けしました!
次回は、連載「セクション紹介」編 「第2回~資源環境セクションのここがすごい!~」
を東京女子大学の大塚史奈がお送りします!
どうぞご期待ください!