連載企画第3弾、「私は十大で○○を得た!」編の2回目となる今回のテーマは、十大で得られるものといえばコレ、「知識」。

自己満足では終わらなかった3か月間の成果とは!!

 

こんにちは!

早稲田大学社会科学部の山下美波です。

みなみblog

 

今回は、私の十大での体験を「知的成長」という側面から話したいと思います。

 

私が十大に初めて参加したのは、2年生の時でした。

参加した理由は、単純に「国際関係に興味がある」ということでした。

私は広島出身で幼い頃から、学校で平和教育を受けたり、家族や地域の人から原爆の話を聞いたりするという機会が多くありました。

その中で、「核兵器はいけないものだ!」という感情的な思いは強くなる一方、「じゃあ、日本が米の核の傘から抜け出したらどうなるの?」という疑問もずっと持っていました。

いくら勉強しても、その疑問に対する明確な答えは見つからず、国際関係の複雑さだけが心の中に「しこり」として残りました。

 

そんなとき出会ったのが十大でした。

複雑な国際関係と3か月真剣に向き合うことで、感情的だけではなく、論理的に現在の国際社会を見られるのではと思いました。

 

しかし2年生で参加した十大は、知識の少なさから積極的に議論に参加することができず、後悔ばかりが残る結果となりました。

それと同時に、来年までにたくさん勉強して今度はセクションを引っ張る存在になると決意しました。

 

1年後、迎えた2度目の十大。

EUのシリア難民受け入れにおける政治性」というテーマの下、私は論文のメインとなる23章の責任者になりました。

 

つい数か月前は、難民問題なんてテレビや新聞の報道で見るくらいで、専門的な知識は全くありませんでした。

しかし、責任者になった以上、その章で扱うテーマについては誰よりも知識を持たなければいけません。

「安全な第三国」や「FRONTEX」などの用語の理解はもちろん、現在のEUのシリア難民政策のどこがどのように問題なのかということまで徹底的に調べ、考えました。

 

当時の自宅の勉強机は、常に本が何冊も積み重なっている状態でした。笑

本積み上がり

今となっては、なぜこんなに勉強できたのか不思議です。笑

ですが当時を振り返ると、やはり同じ目標に向かって頑張る仲間がいたからでは思います。

同じ章担当の子が一生懸命データを調べてくれたりグラフにまとめてくれたりする姿を見て、「私もまだまだ頑張らんと!」と思っていました。

こうした努力も実り、私が所属していた難民セクションは「総合優勝」を果たすことができました。

セク員一人一人の努力の結晶が、最高の結果をもたらした瞬間は今でも忘れられません。

トリミング後難民総会

このように、2年目の十大は人生で一番本を読み、学問と向き合った3か月でした。

そして、1年目の悔しさをしっかりと挽回できました。

 

十大終了後、私の大学では期末試験が行われたのですが、そこで嬉しいことが起こったんです。

ある試験で十大で学んだ知識を生かしながら論述したのですが、その後担当の教授から「君の論述、ずば抜けて良かったよ」と言われたんです!

十大で学んだことが、大学でも生かされた瞬間でした。

 

もちろん、十大での学びは日々の授業にも役立ちます。

十大参加前に比べ、格段に授業内容がスルンと頭に入ってくるようになりました。

ゼミのディスカッションの際も、論理的に考えて発言できるようになりました。

「論理的に国際関係を見たい」と思っていた2年前の自分の目標が、少しは達成できたのかなと思います。

 

「十大って授業やゼミとの両立が難しそう…」と思っているそこのあなた!

そんなことは全くありません。むしろ、成績を上げるチャンスにもなります。

 

大学生活において、本気で学問と向き合える場所。

それが十大です。

仲間とともに「知的成長」、目指してみませんか?

 

いかがだったでしょうか。

今回は、早稲田大学より山下美波がお届けいたしました!

次回は「他大との交流」について、早稲田大学社会科学部、北村拓也がお送りいたします。

その名の通り、10を超える大学から参加者が集まる十大。様々なバックグラウンドを抱えた人たちと勉強する意義とは何か。

お楽しみに!

 

 

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