連載企画第二弾!  「セクション紹介」編 ~紛争~



初めまして!東京女子大学現代教養学部の樋田朱莉です。
本日は「紛争セクション」の魅力について紹介していきたいと思います!

このセクションでは、「武力紛争」を扱っていくわけですが…
みなさんは、現代の紛争と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
過去には日本も戦争を経験していますが、第二次世界大戦以降、日本が直接的に関わる戦争は起こっていません。そして近年問題となっているのは、日中戦争や世界大戦のような伝統的な国家間戦争ではなく、民族対立・宗教対立・政権争いなどに見られるような国内紛争です。

特に冷戦終結以降は、アジア・アフリカを中心に国内紛争が頻発しています。
UCDP(ウプサラ紛争データプロジェクト)によると、近年も武力紛争の発生件数は増加傾向にあります。また2017年には90358人もの人々が紛争で命を落としており、その多くが一般市民であると考えらえます。戦闘とは無関係な民間人が犠牲となっているのです。最近の紛争だと、シリア内戦南スーダン内戦などが記憶に新しいでしょう。とはいっても、これらの紛争はアフリカ・中東地域を中心に起こっていることもあり、遠く離れた地で起こっているというイメージが強く、当事者意識を持ちがたい問題かもしれません。しかし、グローバリゼーションが進展し世界大の相互依存がますます深まっていく中で起こる現代の紛争は、私たちと決して無関係な問題ではないのです。では、どのように関係があるのでしょうか?

例えば、私たちが普段使っているパソコンやスマートフォン、テレビをはじめとする電子機器の生産には、鉱物資源の使用が欠かせません。
原料となっている鉱物資源の多くは、資源が豊富なアフリカ地域などから輸入されています。紛争地域においては、軍部や反政府勢力が鉱物資源の不正取引や密輸などを通して得た収益を武器の調達などに利用することで、紛争が長期化する傾向にありますグローバル化した市場においてこのような取引を取り締まることは非常に難しいうえ、消費地での鉱物資源の需要が高いため、なかなか解決しないというのが現状です。


また、難民の流入やテロリズムの発生など、紛争が他国に影響を及ぼしやすいという点も、グローバル化時代の紛争の特徴と言えます。紛争により自国で安全に暮らすことが困難になり、国外への非難を余儀なくされた人々は、難民として他国への庇護を求めます。グローバリゼーションにより人の移動が容易になったことで、難民の移動も活発化しました。

さらに、テロ組織が紛争国を温床に勢力を拡大させうるという点があげられます。
例えば、イスラム国(IS)はシリア内戦の混乱に乗じてシリアへ渡り、勢力を拡大させました。結果として彼らの存在はシリア国内のみならず国外においても人々の脅威となっています。このようにグローバル化時代においては、紛争の結果生み出された難民や紛争下で拡大したテロリズムが容易に国境を越えて、他国へ影響をもたらしやすくなっていると言えます。

以上のように、近年の紛争はグローバリゼーションとの密接な連関の中で発生しているといえます。その意味で私たちと決して無関係ではなく、考えていかなければならない問題といえるでしょう。

今期のグランドテーマ
「グローバリゼーションからの挑戦-主権国家の役割とは何か-」

このテーマの下、紛争セクションでは、現代の紛争の発生メカニズムを紐解き、紛争国・周辺国・第三国など視点を分け、安全保障論・平和解決学・平和構築論など様々なアプローチから主家国家の役割について考えていきます。

☆最後に、紛争セクションのチューターを紹介します!!

・頼れる姉御肌、われらがセクリーダー!
津田塾大学 沼田麻緒
・困ったことは彼に聞こう!紛争セクの雑学王
早稲田大学 木村慎
・優しい笑顔が素敵なお姉さん
東京女子大学 亘理怜
・全力で皆さんをサポートします!
東京女子大学 樋田朱莉